私立高校学費・補助金・教育ローンのツボ

お金のこと、全部詳しく教えます。

私立高校の補助金-その仕組みと金額、条件、詳しく教えます。

公立高校の授業料は既に実質全額無償化されており、私立高校も国の制度によって公立高校の授業料と同額分だけは無料となっています。

しかし私立高校の授業料は桁違いの高さ。それに加えて「授業料」以外の施設費やら何やらと別の名目でかかる費用も多く、庶民の家計は火の車です。

東京都の小池百合子知事が2017年度から私立高校に通う約3割の生徒が対象に高校授業料無償化にすると発表しましたが、これは決して「払わなくてよくなった」わけではなく、世帯収入の条件を緩和し対象者が増え、年度末に各家庭に助成される金額が増えるということ。家庭から一旦出費するのは変わりません。

私立高校の補助金には国の制度による補助と都道府県の制度による補助があり、ここでは全国でもトップクラスといわれている埼玉県の場合をご紹介します。

<国の補助金制度>申請時期と全体の流れを把握しましょう

まず基本的なことですが、補助金は申請しなければ支給されません。とはいっても学校の事務方で一括して書類を配布・回収するので、その案内に従い、きちんと期限を守って提出すれば大丈夫。

申請の時期ですが、1年次は2回、2・3年次はそれぞれ1回となっています。詳しくはこちらの資料をご覧ください。

私立高校の補助金

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1年次は1学期のうちに2度、同じような書類を書いて添付書類を用意して提出しなければならないので、ちょっと面倒です。

<国の補助金制度>収入条件と補助金額はこんなふうに分けられている

こちらの資料をご覧ください。

私立高校の補助金

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「年収目安」とありますが、これは参考程度に書いてあるだけです。実際に補助金額が決まるのは年収ではなく市町村民税所得割額によります。ここで重要なのは、その世帯の市町村民税所得割額というところ。つまり父母に収入があれば二人分を合算した金額です。

<県の補助金制度>

こちらの資料をご覧ください。こちらは6月頃に高校を通じて県から配布される資料です。

※あくまでも埼玉県の場合ですから、各都道府県により違いがあります。

私立高校の補助金

数枚にわたるこの資料、こんなふうにわかりやすい説明が書かれています。

まずは県の補助を受けることができる「3つの条件」。

私立高校の補助金

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「所得要件」について。こちらも国の補助金と同様、年収ではなく市町村民税所得割額で補助金額が分けられています。それに兄弟姉妹の年齢と人数、扶養家族の人数も考慮されます。

私立高校の補助金

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補助金の額(年額)はこのようになっています。

私立高校の補助金

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それから、生活保護世帯・家計急変世帯のばいいについても説明されています。

私立高校の補助金

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各都道府県により違いはあるものの、このようにわかりやすい案内が配布されますし、申請は個別ではなく学校で取りまとめて行いますから、うっかり忘れてしまったり不備のまま気づかないというような不手際はほぼ無いでしょう。



ここが肝心!補助金が出るのはいつ?どうやって?

各都道府県によって違いがありますが、いずれにしても補助金が実際に支給されるのはすいぶん後になります。残念ながら、家計から一旦出費しなければならないのは全国どこでも同じだと思います。

支給の方法ですが、こちらは学校によって違いがあるようです。

・学校から学費の振替口座に振り込まれる場合
・学校が受け取り、その分を次の授業料と相殺する場合

いずれにしろ、ほぼ1年間出費し続けながら待つことになります。

その昔、いわゆる「高額医療費」(正しくは高額療養費)も一旦は全額窓口負担→面倒な書類を書いて申請→3、4ヶ月後にようやく支給という庶民に優しくない制度でしたが、既に多くの方がご存知のように、今では限度額認定証を提示すれば自己負担限度額(約8~10万円/月)を超える部分については最初から負担しなくて済むように制度が改善されているわけです。

私立高校の補助金についても是非、そのようにしていただきたい!!(切実な願い)

…ですが、今のところ一旦はすべて負担しなければならず、実際の支給は年末~年度末まで待たなければなりません。



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